音楽史 第2章
音楽サークル「アコースティック ヤング」を立ち上げ、様々な音楽活動の模様を綴ってみました。
【 目次 】
♪ 第1話 「 第1回 イケヤホームコンサート 」
♪ 第2話 「 コンサート当日 」
♪ 第3話 「 アコヤン誕生 」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
第1話 「 第1回 イケヤホームコンサート 」
そんなこんなで、ギターを手に入れ「弾き語り」人生を歩みだした「浦山修司」です。
ギターを購入した「イケヤ楽器店」(今は、クエストミュージック)で知り合いになった「鈴木さん」に
「3Fのホール空いているから、コンサートやったら」と嬉しいお誘い受けました。
「えっ!!良いんですか??」
考えてもいなかったことだったので意表を突かれて、そんな受け答えしか出来ませんでしたね。
後日、鈴木さんと色々な事を話してみると、
丁度、その頃にイケヤさん側でも「何かをやろう」という企画?意見?目論み?があったみたいです。
タイミングがバッチリ合いましたね!お見事!!!です。
そして、イケヤさんの主催で「第1回 イケヤホームコンサート」を行う事に決定しました。
会場は、イケヤ3Fホールです。
二階の売リ場の横にある細〜〜〜い階段(すれ違い出来るかな〜??)を登って正面にあります。
木製のドアを開けると、そこには「こじんまり」とした空間が広がります。
そう!だいたい20畳くらいの部屋を想像してくださればOKかな。
窓には、ぶ厚いチェックのカーテン。床板は、所々割れています。
少しレトロな感じがするホールです。
キャパは、だいたい50席(かなりのギュウぎゅう詰め状態)くらいかな・・・。
音響設備は、スピーカー、
(レコードプレーヤーのステレオスピーカー確かビクターでした。犬の置物がありましたから)
4Chのミキサーが1つ、後はマイク&マイクスタンド&譜面台かな。
今のホール設備から言ったら「えっ!」って思われるかもしれませんが
当時アコースティックライブを行うには十分すぎる程の設備でした。
さぁ〜!会場の確保も出来ました。後は出演者探しです。
おおよそ2時間くらい(開演〜終演まで)のコンサートを予定していたので、
出演者4名で各30分のタイムスケジュールでOKかな。
もちろん僕は出演しますから、後3名くらいの出演者を探さなければ〜〜!
いざコンサートを企画して出演者が居ないではシャレになりませんからね・・・。
イケヤの鈴木さんにも出演者募集のお願いをして知り合いに声を掛けて貰う事にしました。
僕も、色々な音楽仲間に声を掛けてみました。
以前在籍していた「ヤンタン」とか、コンサートで知り合った人とか。
今では、携帯電話が有るから本人との連絡はチョチョイのチョイで短時間で済みますが
当時は、自宅へ電話を連絡しなければいけませんでした。(これがまた本人が中々捕まらないんですよね)
そんな中、音楽仲間のM氏・Wさん。快く引き受けてくれました。(これで何とか形にはなるかな)
出演者は、M氏・Wさん・僕・あと一人居たはずなのですが記憶が・・・分かり次第連絡いたします。
出演者も決まり後は、当日コンサートを待つだけです。
僕自身、初めてのコンサート企画なんでコンサートの成功を願うだけでした。
そして、この後このホールで僕の音楽人生にとって様々な出会いが繰り返されていきます。
様々な経験もしていきます。僕のライブに対する想いも確立されていくことになって行きます。
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第2話 「 コンサート当日 」
さぁ!初めてのコンサート企画「第一回イケヤホームコンサート」の始まりです。
最初という事で、何をどうしていいやら勝手が全然解りません。
イケヤの鈴木さんにHelpをお願いしての会場作りです。
「マイクは何処にありますか?」
「マイクスタンドは?」
「譜面台は?」
「PAは?」
「スピーカーは、これですよね?」
こんな感じで会場作りをしていきました。めちゃめちゃ「手作り〜〜!」って感じです。
出演者のほとんど(全員)が弾き語りでしたので、マイク&スタンド&譜面台を用意すればOKです。
ここで肝心なものを忘れていました・・・。ステージに気を取られていて客席を作るの忘れていました。
(かなりテンション高かったんだと思いますね!)
「客席のイスは何処にありますか?」
場所を聞いてイス並べです。
ヤンタンの時に何度か(ほぼ毎回)イス並べが仕事でしたので、客席会場作りは、お手の物です。
綺麗にイスを並べ(前のイスとの距離、これも大切なんですよね!)
そして両サイドは、少し内側に向けステージ中央に目線を持って行き易い様に配置!
完璧です。
そしてそして、ステージには高さ30センチ&2メートル四方くらいの雛壇が用意されていました。
「この上で唄うんですか〜!!!」少〜〜しビックリ&少しの照れがありましたね。
紅白の垂れ幕なんかしたら、確実に夏祭りの余興にでも使いそうな雛壇です。
想像すると「やはり照れますね・・・。」
まぁ〜そこは場所をお借りしている身、「やりましょう〜!」
会場&ステージの準備も出来、リハーサルです。
リハーサルと言っても簡単な音出し程度、機材の確認が主ですね。
リハーサルも終わり後は開演時間を待つだけです。
「お客さん来てくれるかなぁ〜〜???」
そんな心配やら、コンサートが上手く行くかの不安やら色々なものが入り乱れていましたね。
時間は過ぎ、だんだんと開演時間が迫ってきました。
開演時刻が近づきテンションが上がると同時に皆無口になっていきます。
かなり緊張していたのでは・・・?
先ずは、イケヤの鈴木さんのご挨拶からです。
ホームコンサートの趣旨や、これからの事などなど話され挨拶終了〜!です。
かなり前の記憶ですので、「どんな感じのコンサートだったのか」
「どんな順番で唄ったのか」イマイチ定かではありません。
ただ、無事に「第一回イケヤホームコンサート」が終わり、
「やったぁ〜!」と言う充実感が有った事だけは、今でも覚えていますね。
初めの一歩を踏み出したライブ、この第一歩がこの後に繋がる
「アコヤン」に続いていく事になって行くんです。
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第3話 「 アコヤン誕生 」
何回かの「イケヤホームコンサート」を終えた頃、イケヤさんの鈴木さんから一つの提案がありました。
「そろそろコンサートもイケヤ主催ではなく、自分達の主催でやってみてはどうかな?」
「自分達の主催・・・?」
「音楽サークルを作って、コンサートを企画主催しては?」
音楽サークルか〜・・・。。。
僕は以前「YAMAHA浜松店」にあった音楽サークル「ヤング・フォーク・タウン」に所属していました。
所属していた2年?3年?の間に、コンサートの作り方を1から学びました。
「まぁ〜、ヤンタンで色々学んだノウハウを活かしてやれば良いか〜。」
「なんとかなるだろう」・・・かな?
「やりましょう!」
「自分達で企画主催しますよ」
実は、イケヤホームコンサートを始めた時に鈴木さんと約束していたんです。
「何回かのコンサートは、イケヤで主催するけど、後は皆で作ってくれないかな〜」
そんな約束が事前にあったんで心の準備は出来ていたんですけどね!
たぶん僕の記憶では、イケヤホームコンサートと言う名でやったのは、3回くらいじゃなかったかな・・・?
これからは、自分達で作っていかなくてはいけません。
先ず、サークルを立ち上げて活動していくには、バックアップが必要です。
イケヤの鈴木さんと話しをして、イケヤさんに全面的にバックアップ(後援、協力)
してもらう事をお願いしました。
鈴木さんが会社(イケヤ)と交渉してくださって全面バックアップのOKをもらいました。
イケヤさんのご好意で「ホール・機材・控え室」全て無料で貸してもらえる事になったんですよ!
めちゃめちゃ心強いバックアップです。
この後、サークルは続いていくのですが、このバックアップがあったからこそ
続けられたと言っても過言ではないですね。
さぁ〜これからが大変。どうやってやっていこうかな〜!
色々決めなければいけないことが山のようです。
イケヤホームコンサートを一緒に作っていた音楽仲間のM氏・Wさん・Mさん達と話し合い
色々と意見を出し合って、決めていきましたね。
先ずは、サークルの名前を決めよう!ってことになりました。
幾つかのサークルの名前の候補が出ました。
「生音を大切にしたいな〜」「アコースティクギターがメインだよね」
「フォークとかロックとかジャンルに関係なく、ジャンルに囚われず生音であれば全てOK!!」
この辺がコンセプトになりましたね。
そんな話をして決まったサークル名が、「アコースティク・ヤング」でした。
この「ヤング」がベタでOKかな・・・(爆)
そしてサークルを運営していくにあたっての事項を皆で色々と決めていきました。
コンサートは月1回。
日曜日の午後。
場所はイケヤ3Fホール。
入場料は100円
4〜5組くらいの出演で一人20分〜30分
チケット&ポスターは自分達で作る。(最初の頃はイケヤさんがチケット作ってくれました。)
サークルメンバー募集は、イケヤさんに募集ポスターを貼らせてもらう。
そして、サークル会長は僕です。
ここに「イケヤホームコンサート」は幕を下ろし
手探り状態ですが、音楽サークル「アコースティク・ヤング」が誕生しました。
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